「初夢考」初夢を振り返る

古来日本人は初夢を大切にしてきたと言われています。日々見る夢はもちろんですが、初夢が1年に渡りどんな意味を持つものなのか。ただ「一富士二鷹三茄子」だと、占いのような感じに思っている程度。初夢が解説された書物にはまだ出会っていません。ここで、私がみた初夢をたどり振り返ってみたいと思います。そうすることで見えてくる何かがあれば、参考になるでしょう。初夢を意識したのは2015年からです。初夢から何を受け取り、どう動き、何がどう変化してきたのか、おもいだしながら流れを探りたいと思います。そのことで、夢は私達を導く大切なもの気づいて頂けたら嬉しいです。

目次

それは2015年の初夢から・・・

2015年1月1日 「竹林のお寺に案内する」
竹林に囲まれたお寺を見た、そこがとても良かったのでもう一度、先生と生徒さんを案内して行く。入口で料金を払い中に入る。トイレに行くが扉が開いてしまい、ゆっくり用が足せないので出てくる。

コメント:
2010年から夢の勉強を始めて5年目。師匠の講座の手伝いをしながら学ぶこと3年目。何事も腑に落ちて納得するに時間がかかる私は、自分を知って受け入れる土台が整ったところ。でもまだ自分を全部さらけ出すまでになっていないので「竹林に囲まれた寺、トイレで用が足せない」だったのだと思います。一方で夢の面白さ楽しさは格別だと気づいて、もっともっと夢を知りたいと思うようになりました。師匠の講座に知り合いを誘ったり「夢ってすごいよ」と声をかけたりしていた頃です。
そして、この年の3月に夢療法家として認定いただき、お免状を拝受しました。
お免状は、頂いたところからが始まりと言われるその通り、翌年2016年の夢へとつながります。

2016年 初夢をさらに意識し始める

2016年1月2日 「黒豆を煮詰める」
黒豆を煮ている。もうすぐ出来上がるところで鍋について煮詰めている私。そう言えば一緒に入れる赤いのは何だっけ?と思っていると、水仙の花が咲いている野原の風景が見える。

コメント:
おせち料理の黒豆を煮ていました。健康でマメに暮らすようにとの意味があり、仕上げに入れる赤く着色された「ちょろぎ」は、実際の煮豆に入れたことがありませんでした。「ちょろぎ」とは不老長寿、ボケ防止の漢方だそうで、夢を見たので来年は入れてみようと思い、年末に横浜中華街へ買いに行ったのを覚えています。
鍋を煮詰めていると見えた景色は、春を告げる花「水仙」が咲き乱れる野原です。
「水仙」には、うぬぼれ、自己愛、エゴ、などの意味があり、黒豆を焦がさないよう煮詰めるように、自分の内面に向き合いなさいということと。そうすることで自分の花が咲く・・・そのような意味と受け止めていました。
5年学んで頂いたお免状。頂いたものの生かさなければ宝の持ち腐れ。更に学びを自分のものに煮詰めるようにとの意味でもあります。現状維持が続いている、今に安住していてはダメだということ。なぜなら「一体、私独自の夢療法って何?」というところ、漠然としたままでしたから。夢にお尻を叩かれて、ぼんやりと考え始めた年でした。この後、夢と自分を煮詰める作業に七転八倒、精進の日々が続きます。

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2017年 煮詰めた黒豆が完成?

2017年1月1日「卒業式でスピーチする」夢
卒業式で代表としてスピーチ。大勢の前でスピーチを終え音楽と共に退場する。卒業式なのに後ろの幕が紅白ではなく白黒で、これはお葬式のようだと思う。

コメント:
卒業式は、学びの節目。自己探求と夢の学びがひとまず一区切りしたところで卒業式の場面です。かつて過去生で蒔いた種が何かを知り、今生刈り取るものを理解したところ。横断幕が黒白なので卒業と言うよりは「お葬式」の意味あいが強く、これまでの自分を荼毘に伏して手放す1年となること。スピーチしているので、自分なりの言葉にするようにと、文字にして自分を洗い出し作業を始め、師匠や仲間に助けてもらいながらでした。今振り返ってみると、学んだことは一旦全部捨てて、初心に帰ってみる。そんな意味があったのかもしれません。

2018年 卒業式後、新たな課題が出される

2018年1月2日「ウンチをして、野の花を摘む」
葉っぱの上に、立派なウンチをする、良い肥料になりそうだ~と排便の達成感がリアル。
理科室で実験している。課題をやっていないと気づいて外に出て野の花を摘んでくる、黄色いトルコ桔梗。
出された課題は「夢を現実に例えると何かを探す」ということ。さて?

コメント:
「ウンチ」は学んだものを消化した後の不要物。気持ち良くサヨナラできた手ごたえがありました。2016年の黒豆が煮上がったようですが、さらに「自分らしい夢療法を見つける」と言うテーマに取り組んでいました。実際、夢を振り返り洗い出し、どの夢が自分にどう作用して今の自分につながったのかエピソードを書き出しつつ、プロフィールや、HP、ブログの土台となるブランディングを真剣に始めました。2年がかりでようやく外に出て自分の花を手にできたような・・・。2016年の水仙は黄色いトルコ桔梗に変化して、遠くから見ていた花を、外に出て自分で摘むような1年とのこと。ここで夢から課題がでているので「自分らしさとは?」をさらに突き詰めるように言われたようです。少しずつ変化する夢に気づいてきました。

この後も続きます。

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